JR西日本全面禁煙要望と回答


兵庫県喫煙問題研究会

 2003年5月1日の健康増進法の施行を受けて、関東の主要私鉄や関西の一部私鉄が駅構内全面禁煙になっているにも関わらず、JR西日本がまったく対応せず、利用者が受動喫煙をさせられていることについて、兵庫県喫煙問題研究会は、駅構内および車両全面禁煙化の要望書を2003年6月25日に提出しました。

 回答がJR西日本より7月17日付けでありましたが、私たちがJR西日本駅構内における受動喫煙の事実等を指摘しているにも関わらず、現状で良いとする欺瞞的な内容であり、また、乗務員がいつもタバコ臭いという指摘には何も答えておりません。JR西日本は喫煙する乗務員ばかりなのか、あるいは、非喫煙乗務員が休憩室などで日常的にタバコ煙にさらされているのだと思われます。JR西日本の非喫煙乗務員がタバコ煙にさらされているのなら、利用者の受動喫煙問題と同様に大きな問題です。日常的に受動喫煙にさらされていると20人に1人はそのために早死にします。さらに喫煙者は2人に1人が早死にします。
(参考サイト:大気汚染より危険なタバコ煙

 JR西日本は、駅構内および車両を全面禁煙しにして、利用者の受動喫煙被害を防ぎ、非喫煙乗務員の受動喫煙被害を防ぎ、喫煙乗務員の禁煙支援をすべきです。

 今回の回答で明らかになった、健康増進法第25条違反を承知で現状を放置している現在のJR西日本は、作為的に管理者の義務違反を犯していることになります。
 今後、JR西日本構内での受動喫煙被害についてJR西日本が提訴されても弁解の余地はないでしょう。


JR西日本に対する全面禁煙の要望書 (Word形式 23KB 2003/6/25提出)

JR西日本からの回答書 (PDF形式 22KB 2003/7/17)


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