神戸ウイングスタジアムの禁煙化に関する要望書を提出しました。
神戸市建設局公園砂防部施設課長名で5月28日付で回答がありました。







以下の文書を神戸市役所建設局砂防部施設課および2002年ワールドカップ神戸開催推進委員会宛に平成14年5月16日付けで提出しました。



神戸ウイングスタジアム禁煙化に関する要望書
2002年 5月 16日
兵庫県喫煙問題研究会         
会長  瀬尾 攝(前兵庫県医師会長)

 風薫る5月、スポーツ観戦の爽やかな季節でもあります。
 私たちは、兵庫県内で喫煙対策を推進するための、医師、歯科医師、保健師などの医療関係者、教育関係者などを構成員とする市民団体、兵庫県喫煙問題研究会です。
 このたび、ワールドカップ以降の神戸ウイングスタジアムについて、全面禁煙化の要望をさせて頂きます。
 受動喫煙の害が明らかになり、ワールドカップでは韓国はいち早く会場の禁煙を決定しました。
 今年のWHO世界保健機関の世界禁煙デー(5月31日)のスローガンは

"Tobacco Free Sports: Play It Clean"
「タバコとスポーツは無縁(無煙) - きれいにやろう」


 です。
 喫煙は心肺機能を著しく阻害し、健全にスポーツを楽しみ、スポーツ能力の向上を妨げます。スポーツを楽しむ場に煙が立ち込めているのは、ふさわしくありません。
 また、ワールドカップ会場には世界各国から大勢の方が訪れますが、世界中で日本ほど受動喫煙に対して無神経な、またマナーのない国はなく、現状のままでは、タバコの問題で非常に不快な印象を神戸を訪れた方々に与えてしまうことになるでしょう。
 ぜひ、これを契機に神戸ウイングスタジアムの全面禁煙化を実現し、これからのスポーツ施設の範を全国に示されますようにお願い申し上げます。
 この件に関するご回答を5月31日の世界禁煙デーまでに書面で頂けますようによろしくお願い申し上げます。頂いた回答はホームページなどで公表させて頂きます。










5月28日付で神戸市建設局公園砂防部施設課長名で以下の通り回答がありました。

神建公施 第51号
平成14年5月28日
兵庫県喫煙問題研究会
会長 瀬尾 攝 様
神戸市建設局公園砂防部施設課長
千代 栄司 (印)


神戸ウイングスタジアムの禁煙化について (回答)



 平素より神戸市の公園緑地行政にご協力いただきまして有り難うございます.。
 先日頂きました神戸ウイングスタジアム禁煙化に関する要望書について下記のとおり回答させて頂きます。
 神戸ウイングスタジアムは、大きく分けますと、スタンド部分、コンコース部分、関係者諸室(選手・大会関係者・報道関係者)となります。現在、この中で観客用のスタンド部分は全面禁煙としています。また、残りのコンコース及び関係者諸室については、イベント開催時に喫煙スペースを設け、分煙を行っています。
 神戸ウイングスタジアムではワールドカップ後に2次整備を行い、2003年春頃にグランドオープンを迎えます。グランドオープン以降の管理運営は、神戸ウイングスタジアム株式会社が行うこととなります。今後の神戸ウイングスタジアム株式会社との協議の中で、今回いただいた要望書の内容を伝え、円滑な施設運営が行われるよう求めます。




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